ミサイル発射などの可能性否定できない 外相

2016年01月31日 08:12

 岸田文雄外務大臣は29日の記者会見で、北朝鮮の動向について「大きな関心を持って情報収集、分析に当たっている。内容に鑑みても明らかにするのは控えなければならないとは思っているが、今日までの金正恩(キム・ジョンウン)体制の行動に鑑みればミサイル発射等さらなる挑発行動をとるということも可能性は否定できないと考えている」と緊張感を持って対応していることを示した。

 岸田外務大臣は「米国、韓国はじめ関係国と引き続き緊密に連携をとりながら北朝鮮にまずは自制を求め、安保理決議等の遵守を求めながら、一方で、あらゆる事態に備えて万全を期していきたい」とした。

 岸田外務大臣は、北朝鮮のさきの核実験に対する制裁についても「安保理決議については引き続き関係国の間でやり取りが行われている。米中外相会談においても双方とも新たな制裁決議が必要という認識は述べられたと承知しており、引き続き関係国と連携しながら新たな決議の採択に向け、我が国としても積極的に対応していきたい」と語った。(編集担当:森高龍二)