今週、3月第4週(21~25日)は21日の月曜日が「春分の日」の振替休日で休場するので4日間の取引。ヨーロッパは27日に冬時間から夏時間に移行する。
世界の主要株式市場は、21日に南アフリカ、メキシコ、24日にフィリピン、メキシコ、インドが休場。25日はキリスト教では27日の復活祭(イースター)前の「聖金曜日(グッド・フライデー)」で、アメリカ、英国、ドイツ、フランス、香港、シンガポール、インド、オーストラリアなどが揃って休場する。中国本土市場、アメリカの外国為替市場は開く。アメリカでは24日の債券市場も短縮取引になる。
国内の経済指標、イベントは、25日のCPIが最も重要。
22日には1月の全産業活動指数、2月の白物家電の国内出荷実績、全国スーパー売上高、食品スーパー売上高、全国コンビニ売上高が発表される。「国際経済分析会合」第3回が首相官邸で開かれる。ゲストはノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマンNY市立大学教授。榊原経団連会長が記者会見する。
23日には「月例経済報告」が発表される。財務省が「国債市場特別参加者会合」を開く。24日には3月14、15日に開催された日銀金融政策決定会合の「主な意見」が発表される。
25日には2月の消費者物価指数(CPI)、2月の企業向けサービス価格指数、1月の景気動向指数改定値が発表される。25~27日に東京ビッグサイトで「Anime Japan 2016」が開催される。
26日に北海道新幹線の新青森~新函館北斗間が開通し、東京駅から最短4時間2分で直通運転する。1年前の北陸観光ブームのような「道南観光ブーム」が起きるか? しかし青函トンネルを貨物列車と共用するため運転本数は北陸新幹線よりずっと少なく、ローカル線並み。27日に民主党と維新の党が合流する「民進党」が結党大会を開く。
主要銘柄の決算発表はまだ少ない。22日はアークランドサカモト、24日はサッポロドラッグストア、25日は壱番屋が発表する。
新規IPOは今週は3件。「春のIPOまつり」は来週は31日に2件ある。4月はこれまでに5件の上場日が決まっている。
22日にチエル<3933>がジャスダックに新規上場する。東京が本社で、学校の教師の授業を支援する教育用ソフトウェア、ネットワーク、システムの企画、開発、販売を行う。公開価格は810円。
24日にベネフィット・ジャパン<3934>が東証マザーズに新規上場する。大阪市が本社で、MVNO(仮想移動体通信事業者)を営み、インターネットオプションサービス、コンテンツを提供する。公開価格は1980円。
24日にウイルプラスHD<3538>がジャスダックに新規上場する。東京が本社で、関連会社でクライスラー「ジープ」、フィアット「アルファロメオ」、ボルボなど輸入車の販売と関連事業を行う。公開価格は1880円。
海外の経済指標、イベントは21日のアメリカの中古住宅販売件数、22日のドイツのIFO景況感指数、ZEW景況感指数が重要。ドイツの経済指標がマイナスになれば世界のマーケットにネガティブインパクト。
21日にはアメリカの2月のシカゴ連銀全米活動指数、中古住宅販売件数が発表される。アップルが新製品発表イベントを開く。小型iPhone、Apple Watchの新型の発表が噂されている。
22日にはドイツの3月のIFO景況感指数、ZEW景況感指数、アメリカの1月のFHFA住宅価格指数、3月のマークイット製造業PMI、23日にはブラジルの2月の失業率、アメリカの2月の新築住宅販売件数が発表される。タイで政策金利が発表される。3月23日~4月3日にNY国際自動車ショーが開催される。
24日には英国の2月の小売売上高、アメリカの2月の耐久財受注が発表される。トルコで政策金利が発表される。25日にはアメリカの10~12月期のGDP確定値が発表される。