27日の民進党の結党大会に駆け付けた来賓のうち、連合の神津里季生会長は「立憲主義、民主主義をないがしろにする安倍政権の1強政治に対し、多くの国民が疑問を持ち始めている。社会福祉や教育などでさまざまな問題が顕在化しており、国民の将来への不安は高まっている。アベノミクスは国民生活が豊かにならないどころか、マイナスの副作用が出てきている」とし「民進党が安倍政権への対抗軸を明確に打ち出し、働く者、生活者の不安を解消し、安心と希望を抱かせるような理念と政策を示すことが今こそ求められている」と激励した。
また神津会長は「働く者、生活者の不安を解消し、安心と希望を抱かせるような理念と政策を示すことが目前に迫った衆院補選、参院選の勝利につながると確信している」と期待を寄せた。
脳科学者の茂木健一郎氏は「2009年の失敗を反省していただき、政権交代が可能な、それが当たり前な日本にするためにがんばっていただきたい」と激励。また「皆さんが掲げている共生というメッセージは、まさに個性の異なる人々が集まって、お互いの違いを認め合いながら、協力する(ことであり)共生の精神がなければ人工知能に象徴されるようなイノベーションは起らないし、日本の経済成長もない。皆さんが掲げる共生が経済成長の政策である」と党の理念の実現を目指すようエールを贈った。(編集担当:森高龍二)