安倍晋三総理は21日、先進7か国と欧州の経済界首脳が参加し開催された「B7東京サミット」のあいさつで、持続的な経済成長の実現へ「経済界が直面する様々な障害を取り除く」との姿勢を強調した。
安倍総理は「世界経済の成長を生み出すのは政府ではありません。経済界の皆さんであり、皆さんが互いに競争し切磋琢磨する中からイノベーションを起こし、新しい付加価値を次々と生み出す。これ以外に持続的な成長を実現する道はない」とした。
それをバックアップするため、政府としての役割は「成長の意欲あふれる経済界の皆さんが直面する様々な障害を取り除いていくこと」と語った。
安倍総理は「自由で開かれた経済圏を創りあげるTPPや日EU・EPAの実現に日本が全力で取り組んでいるのも、そうした理由からだ」と語り「G7で協調して行動することで、皆さんの前に立ちはだかる世界経済の様々なリスクを取り除き、安定した成長軌道を創りあげていく、その責任があると考えている」とした。(編集担当:森高龍二)