中谷元防衛大臣はオーストラリアが次期潜水艦開発の相手にフランスを選択したことについて、オーストラリア政府が2点の理由をあげて説明したと28日の記者会見で示した。記者団の問いに答えた。
中谷防衛大臣によると、オーストラリア政府は「優れたセンサーの性能、ステルス性の特性、航続距離・時間を含む、豪州の独自のニーズ、能力要求に最も適合していた」と能力面で、オーストラリア政府が求めたものにフランスが適合したことを説明したとした。
2点目については「オーストラリア政府として、コスト、スケジュール、事業実施、維持整備などを考慮したと言っている」と答えた。
そのうえで中谷防衛大臣は「その理由の詳細な説明を日本政府として求めている」とし「オーストラリア政府がその調整を今行っているところ」と語った。潜水艦開発ではフランスのほか、日本、ドイツが受注を目指していた。(編集担当:森高龍二)