参院香川選挙区 地域事情の応じた調整待ちたい

2016年05月18日 08:10

 民進党の枝野幸男幹事長は17日の記者会見で、参院選挙1人区のひとつ、香川選挙区で日本共産党の候補を野党の統一候補にしてほしい旨を日本共産党の小池晃書記局長が発言していることを受けて、記者団から調整見通しを問われ「国民の期待に応え、1人区の1本化に努力しており、できればすべての1人区で1本化するべき」としたうえで「基本的に地元の調整に委ねている。地域事情に応じて調整を待ちたい」と語った。

 この提起は32ある1人区のうち、これまでに26の1人区で野党共闘が実現しており、「野党共闘が最大の力を発揮するため、共産が統一候補になる県が1つでも生まれることが相互信頼を強化するうえで望ましい」との考えを小池書記局長が示したもの。

 志位和夫委員長も「あと6つ。私は『参院1人区では共産党はかなりの人をおろすことになる』と表明し、その通りの行動してきた。相互信頼強化のうえで、共産が統一候補になる県が1つでも生まれることが最も望ましいので、その努力をしていきたい」と調整に努めたい考えを示している。

 これに民進党など地元がどう動いていくのか、衆院選挙での野党共闘への動きにも影響が出てきそうな気配だけに、動向が注目される。(編集担当:森高龍二)