参院選挙の32ある1人区すべてで野党統一候補に一本化し、自公候補との一騎打ちを実現した民進・日本共産・社民・生活の4党は2日までの幹事長・書記局長会談で「自民党議席を1つでも減らし32議席全部取る意気込みで最大限のことをやっていく。複数区でも自公と補完勢力の議席を減らすことを確認した」(民進党・枝野幹事長)。
また「アベノミクスの失敗による経済・国民生活の破壊、憲法違反の安保法制の強行にみられる立憲主義・平和主義の破壊、沖縄の民意を無視する基地問題や国民に情報をまったく公開しようとしないTPPなど、安倍政権の強権的な姿勢と手法については今後も4党共有の認識であることを確認した」(同)。
野党4党はこのほか共同提出の議員立法15法案の内容も重要な共通政策として参院選で訴えていくことを確認した。法案は安保法制廃止法案はじめ介護・障害福祉従事者の人材確保に関する特別措置法案、保育等従業者の人材確保等に関する特別措置法案など。(編集担当:森高龍二)