参院選は安倍政権に退陣を迫る選挙 野田前総理

2016年06月14日 08:01

 野田佳彦前総理は7月10日投開票(6月22日公示)で実施される参院選挙について「今回は政権選択の選挙ではなく、われわれ野党にとっては、安倍政権に退陣を迫る選挙だ」とした。

 野田前総理は「理由はいろいろあるが『アイム・ノット・アベ』の力を『ウィー・アー・ノット・アベ』にする。野党共闘は当然の帰結」とした。

 また、野田前総理は、自民党、公明党が民進党と共産党との共闘を野合としていることに「自分たち(自民・公明両党)ももともと『野合』と言われスタートし、事実、今の政策の違いについては『乗り越えて』というが、大事な自分たちの理念を殺しながら付き合っている感じで、それこそ『野合』だ。野合合戦にお付き合いしても仕方がない」とした。

 また、安倍総理が参院選挙の争点にアベノミクスを加速させるのか、後退させるのかだと、従前の経済政策を争点にする姿勢を前面に街頭演説していることに対し「いつまで続くのか、空々しい。加速どころではない、アベノミクスというポンコツ車は前に進まない」と断じた。(編集担当:森高龍二)