与党勝利は野党が政策を示せていなかったから

2016年07月12日 20:04

 菅義偉官房長官は12日午後の記者会見で今回の参院選挙の結果について記者団から受け止めを聞かれ「自公の連立政権と民進党・共産党を中心とする野党連合との対決だった」とした。

 そのうえで「選挙戦そのものは大変厳しいものであったと思うが、改選議席を上回る56議席(自民)を獲得させて頂いた。街頭演説で、アベノミクスと安全保障、経済政策と外交防衛という二つのことが大きな争点になった」とした。

 菅官房長官は「野党からは具体的にどのような経済対策をとるのか、また北朝鮮を含めて周辺の安全保障の環境の変化にどう対応するのか、平和安全法制を廃止するということだが、具体的に国民の命と平和を守っていくのか。政策がまったく示されてなかった」と語った。

 菅官房長官は「そういうことから国民の皆さんは大変大きな判断をされたのではないか」と述べた。

 菅官房長官は「少なくとも選挙で戦うのであるから、自らの政策を示すというのは大事なことで、それが示されなかったことから、自公の連立政権に多くの支持を頂いたと思う」と語った。(編集担当:森高龍二)