ダイハツ工業のインドネシア法人であるアストラ・ダイハツ・モーター(ADM)は、インドネシア専用の多目的乗用車(MPV)「シグラ(SIGRA)」を8月2日にインドネシアで発売する。
「シグラ」は、ダイハツが日本国内の軽自動車開発やノウハウで培った技術を展開して開発されたモデルだ。多人数乗車や多くの荷物を積めるなど、現地が求めるニーズを反映した、本格的な7 人乗りAセグメントのMPVだ。今後、トヨタへのOEM供給も実施する。
「シグラ」のプラットフォームは、アイラと共通のグローバルA セグメントプラットフォームを活用し改良した。エンジンはダイハツがアセアン向け次世代エンジンと位置づける1.2リッターの新NR型エンジンと、燃費性能・出力などを改良した 1リッターKR型エンジンを搭載している。高い燃費性能とリーズナブルな価格を実現した。インドネシアのエコカー政策「LCGC政策」適合車種で、ダイハツとしては 2 車種目となる。
車両パッケージングは、ダイハツの室内空間を最大限に有効活用する技術とノウハウを活かした本格的MPVとなっており、小型車ながら大人7人が快適に乗れる居住空間と、日常生活で求められる荷物収納スペース、さらに高い小回り性を実現している。
ダイハツは今後も軽自動車を基点とした小型車開発を日本と海外で推進するとともに、インドネシアをはじめとしたアセアンにおける自動車の普及と、自動車産業の育成に貢献するとしている。(編集担当:吉田恒)