自民党の二階俊博幹事長は8日、政府・与党連絡会後の記者会見で「政府・与党連絡会の席で沖縄県の翁長雄志知事が近く上京し、自民党に対しご要請があると伺っている」と紹介し「喜んで時間の許す限り、ご意見を伺いたい。こちら側からもお願いしたいことをまとめてお願い申し上げるようにします」と語ったことを明らかにした。
その際「安倍晋三総理からは、会談に対し党の考え方も申し述べて頂くとともに、よく相手方のお話を承って頂きたいという前向きなお答えがあった」と述べた。翁長知事は予算要望のため10日に上京するもよう。
一方、辺野古訴訟で国が沖縄県を訴えた裁判の判決が9月16日に言い渡される。稲田朋美防衛大臣は「3月に国と沖縄県が合意した和解条項に従って裁判と協議を両輪として進めている。裁判は8月19日に翁長雄志知事の尋問で弁論終結し、9月16日に判決言い渡しと承知している」と語った。
そのうえで「裁判手続きを進めるとともに、沖縄県としっかり粘り強い話合いを続け、理解を得られるように取り組んでいきたい」と改めて粘り強く理解を求めていきたいとした。自身の沖縄訪問については「具体的な日程等、まだ決めているわけではない」と答えた。稲田防衛大臣は沖縄入りする必要性についてはあるとしている。(編集担当:森高龍二)