新型インプレッサの受注が好調。1カ月で、セダンG4」が2226台、5ドアハッチバック「スポーツ」が8824台。いずれも2リッターモデルの人気が高い。さらに、AWD占有率はG4で65%、スポーツで71%に達する
富士重工業が10月13日に発売した新型インプレッサが、発売後1カ月(10月13日から11月14日)で予約受注1万1050台となり、月販目標の2500台/月を大幅に上回る人気となっている。同社の吉永泰之社長が11月2日に都内で開いた決算会見の時点で、受注は8817台と明らかにしていたので、僅か2週間弱で2200台以上上乗せしたことになる。
11月14日現在の受注状況によると、セダンの「G4」が2226台、5ドアハッチバックの「スポーツ」が8824台と、約2:8の構成比。また、「G4」の82%が2リッターモデルで、「スポーツ」の74%が2リッター車。いずれも2リッターモデルの人気が高い。従来から水平対向エンジン+シンメトリー4WDは信頼性が高く人気だったが、新型でもAWD比率も極めて高く、AWD占有率はG4で65%、スポーツで71%に達する。
購入者の特徴は、従来スバル車に載っていなかったユーザーが乗り換えるケースが多く、全体の51%が他社のクルマから乗り換えているという。新型「インプレッサ」はこれまで以上に幅広いユーザーの支持を集めているようだ。
吉永社長はまた、「アメリカのディーラー大会に行ったが、アメリカでも非常に高い評価を頂いている。販売はこれからだが、アメリカで(インプレッサの販売)は、まだまだ伸びるのではないかと思っている」との見通しも示していた。(編集担当:吉田恒)