LAオートショーで富士重とホンダがワールドプレミアしたモデルとは?

2016年11月19日 09:55

SUBARU VIZIV-7 SUV

2016年LAオートショーにおいて、富士重が世界初公開した「SUBARU VIZIV-7 SUV CONCEPT」、ホンダは「CIVIC Si」を初公開

 富士重工業は本日、開催中の2016年LAオートショーにおいて、「SUBARU VIZIV-7 SUV CONCEPT」を世界初公開した。SUBARU VIZIVシリーズは、スバルブランドの安心で愉しいクルマづくりの将来ビジョンを具現化したコンセプトシリーズ。

 このSUBARU VIZIV-7 SUV CONCEPTは、スバルのモデルラインアップのうえで、これまで最大となるボディスタイルを持つ。近い将来のスバル多人数乗車SUVを提示したというわけだ。3列シートの全座席においてゆとりある室内空間を提供するボディサイズとスバル車に共通したデザインフィロソフィー“DYNAMIC x SOLID”を採用した。これは、2018年にスバルが北米市場に導入する予定の3列ミッドサイズSUVのコンセプトモデルだ。

 ボディサイズは全長×全幅×全高5200×2030×1860mm、ホイールベース は2990mmと大きい。装着タイヤもビッグサイズで265/55R21だ。

 また、同じくロサンゼルスオートショーにおいて、ホンダは北米向け新型「CIVIC(シビック)」シリーズのスポーティモデル「シビック Siプロトタイプ」を世界初公開した。

 シビック Siプロトタイプは2017年に発売予定の「シビック・クーペSi」と「シビック・セダンSi」デザインの方向性を示すモデルだ。エアロパーツを随所に採用し、多角形型エキゾーストパイプが特徴的なセンターマフラーや19インチのハイパフォーマンスタイヤを装着する。シビックシリーズのスポーティさを過激ともいえるほどの仕様になっている。デュアル可変バルブタイミング機構を備えた1.5リッター直噴ターボエンジンにショートストロークの6速マニュアルを組み合わせた。加えて、アクティブダンパーやアクティブステアリングシステム、LSD(リミテッド・スリップ・デフ)などの採用で、スポーティな運動性能を強化している。

 今回、ホンダはシビックSiプロトのほかに、セダン、クーペ、ハッチバック、そして今年9月にパリモーターショーで公開された「シビックTYPE R」プロトタイプなど、10代目シビックシリーズの全ラインアップを展示している。LAオートショーはプレスデーが11月16日~17日、一般公開日は11月18日~27日となっている。(編集担当:吉田恒)