ドゥ・ハウスは、自社のインターネットリサーチサービス『myアンケートlight』を利用し、全国に住む30代~60代の男女を対象に「家電」に関するWEBアンケートを実施した。調査期間は2016年12月2日~12月5日。有効回答は1,575人から得た。
まず、現在所持している、もしくは家にある家電について聞いたところ、1位「冷蔵庫(92.1%)」、2位「パソコン(90.6%)」、3位「テレビ(89.8%)」という結果になった上位には「パソコン」がランクインし、特にビジネスではなくてはならない物であり、それ以外の日常生活においても使われていることが伺える結果となった。
全体を見てみると、洗濯機は74.3%と想定していたよりも低い結果となった。洗濯機を所持しない代わりに、店舗数が増加しているコインランドリーを利用しているのかもしれないという。一昔前のコインランドリーは衛生的に不安で、暗くて寂しいというイメージが持たれていたようだが、近年進化し、カフェを兼ねているところや、服を畳んでくれるところまである。背景には、核家族化により共働きでまめに洗濯できない、一人暮らしなどで洗濯物の量が少ないなど、コインランドリーを利用する方が、洗濯機を購入するよりも、コストや手間がからないのかもしれないとしている。
家電を購入するにあたって参考にするのは、「店頭に行って見たり触ったりして(67.3%)」が圧倒的に多く、次いで「店頭に行って店員に説明を受けて(39.8%)」となった。この上位2つを見ると、家電購入時には店頭に足を運び、実物を自分の目で確かめることを重要視していることが分かる。
現在所持している、もしくは家にある家電でいつか買い換えたいものについて聞いたところ、1位「パソコン(33.6%)」、2位「冷蔵庫(29.0%)」、3位「エアコン(27.0%)」となった。さらに、ここ1年以内に買い替える予定のものを聞いてみると、半数以上の人が「買い換える予定はない(51.2%)」と回答した。多くの人にとって、家電は積極的に買い替えたいものではなく、使っている家電が古くなっても、故障はするまでは使いたいと考えているからなのかもしれない。
家電を購入して失敗したと思ったときのエピソードを以下で一部紹介する。「販売員の説明をうける事によって、事前に購入しようと思っていた製品よりも、もっとグレードの高い製品が欲しくなり、結局高価格の製品を購入してしまった事です。(67歳/男性)」、「ミキサーを買ったが意外に使い勝手が悪く、使用後の手入れが面倒なので思ったほど使いませんでした。(55歳/男性)、「値切って買ったのに翌月に新製品が出て、買ったそのモデルはさらに値下げされていました。(33歳/男性)」、「便利な機能が沢山ついている機器を購入しましたが、結局、必要なもの以外使いませんでした。(38歳/女性)」
多機能のものを購入して結局使いこなせなかったことや、店頭に行ったら予定していなかった高いものを購入してしまったというエピソードが多く見受けられた。(編集担当:慶尾六郎)