GfKは22の国と地域の27,000人にホーム・インプルーブメントに関する意識調査を実施し、結果を発表した。
自宅で変えたい、改善したい箇所があるか、22の国と地域の27,000人に尋ねた。その結果、グローバルで最も多くの人が改善したいと考えているのは、「インテリアの装飾・デザイン」(39%)で、次いで「全体的な広さ・大きさ・レイアウト」(38%)、「家具」(35%)であることが明らかになった。
なお、改善したい箇所は男女で違いがあり、女性のトップ3は「インテリアの装飾やデザイン」、「家具」、「全体的な広さ・大きさ・レイアウト」の順であったのに対し、男性では「全体的な広さ・大きさ・レイアウト」、「インテリアの装飾・デザイン」、「家電製品」となった。なお、多くの項目では男性より女性の方が関心が高いという結果になったが、「家電製品」と「エンターテインメント機器」に関しては男性の方が関心が高くなったとしている。
一方、日本の状況を見ると、最も多くの人が改善したいと考えているのは「収納スペース」(38%)で、次いで「整理整頓具合」(37%)、「全体的な広さ・大きさ・レイアウト」(33%)という結果になった。日本では、限られたスペースをいかに活用・改善するかという点に高い関心があることが明らかになったが、子供と一緒に住んでいるケースが多い30歳代~50歳代では特に収納や整理整頓に対する高い関心がみられた
人口密集や厳しい住宅事情で知られる香港では「全体的な広さ・大きさ・レイアウト」、「収納スペース」、「整理整頓具合」を改善したいと考える割合がグローバルで最も高く、日本以上にスペースに対する切実な問題があることが伺えたとしている。日本における男女間の違いをみると、グローバル同様、自宅の改善に対する多くの項目では女性の方が意欲的という結果になった。
ただし、「家電製品」、「庭・テラス・その他屋外」、「エンターテインメント機器」に関しては状況が逆転した。特に「エンターテインメント機器」に関しては男性では18%が改善したいとしたのに対し、女性では6%にとどまり、男女間で最も大きな差異がみられたとしている。(編集担当:慶尾六郎)