海外投資家はクリスマスモードで「脱力」。「掉尾の一振」は、まだちょっと先。トランプ・ラリー特急も停車かと思いきや、週間騰落が土壇場でプラスに変わる不思議。
新規IPOが2件。稟議申請から承認に至るまでの業務効率化を図るワークフローパッケージなどの開発・販売、クラウドサービスの提供を行うエイトレッド＜3969＞が東証マザーズに新規上場。公開価格1800円の2.33倍の4210円の初値がついた。横浜市が本社で、分譲住宅事業、注文住宅事業を行うフォーライフ＜3477＞が東証マザーズに新規上場。公開価格2280円より31.5％高い3000円の初値がついた。
前日に初値がつかなかった東証マザーズ上場のイノベーション＜3970＞は公開価格2770円の3.14倍の8700円の初値がついた。同じく前日に初値がつかなかったジャスダック上場のセグエG＜7192＞は公開価格1700円の3.23倍の5500円の初値がついた。12月に14件ある「師走の新規IPOまつり」のピークの今週は8件で7勝1敗という成績。12月トータルでは11勝2敗。年内は27日にもう1件あり、それが今年最後になる。
日経平均終値は16.82円安の19427.67円、TOPIX終値は-1.12の1543.82。売買高は18億株、売買代金は2兆1590億円。値上がり銘柄数は852、値下がり銘柄数は990。プラスは16業種で、その上位は金属製品、鉱業、繊維、石油・石炭、ガラス・土石、ゴム製品など。マイナスは17業種で、その下位はその他製品、保険、精密機器、海運、銀行、電気・ガスなど。上海総合指数は0.07％高。
今週の星取は1勝3敗。前週末16日の終値19401.15円から26.52円上昇して今週の取引を終えた。22日の大引け直前まで週間騰落はマイナスになる気配が濃厚だったが、何かどうしてこうなるのか、土俵際のどんでん返しで結局、7週連続の上昇。トランプ・ラリー特急は減速しても、まだ停車しない。だんだんミステリアスになってきた。（編集担当：寺尾淳）
