「日本を世界の真ん中で輝かせる」総理年頭所感

2017年01月02日 09:57

 安倍晋三総理は1日、年頭所感を発表し、経済について「女性も男性も、お年寄りも若者も、障害や難病のある方も、一度失敗を経験した人も、誰もが、その能力を発揮できる一億総活躍社会を創り上げ、日本経済の新たな成長軌道を描く」と目指す方向を示した。

 また、外交・世界の中の日本の位置づけには「激変する国際情勢の荒波の中にあって、積極的平和主義の旗をさらに高く掲げ、日本を、世界の真ん中で輝かせる」とした。

 また、家庭の経済的事情で進学を諦めたりする子どもがでないよう「子どもたちの誰もが、家庭の事情に関わらず、未来に希望を持ち、それぞれの夢に向かって頑張ることができる。そういう日本を創り上げていく」としている。

 そして、総理が最も呼びかけたかったのではないかと思われる文言が「私たちの未来は、他人から与えられるものではありません。私たち日本人が、自らの手で、自らの未来を切り拓いていく。その気概が、今こそ、求められています」という姿勢だったのではないか。安倍総理は「国民の皆様と共に、新たな国づくりを本格的に始動する。この国の未来を拓く一年とする」と決意を示した。(編集担当:森高龍二)