「公平公正不偏不党貫く経営を旗振り」上田会長

2017年01月26日 08:29

 NHKの上田良一会長は25日、就任記者会見で「公共放送の公正で効率的な業務執行を常に心がけ、自主・自律を貫き、信頼される公共放送としての役割をしっかり果たす」との決意を改めて強調した。

 さきの籾井勝人氏がNHK会長就任当初、政府が右と言っているものを左とは言えないなど、報道機関に身を置く者としての資質を疑う発言があったことも踏まえ、記者団から『政治との距離』について質問を受けると、上田会長は「公平・公正であることは公共放送である限り譲れない」と断言した。

 上田会長は「放送は事実に基づき、できるだけ多くの角度から丁寧に伝えていく」とし「自主・自律の立場から、公平・公正・不偏不党を必ず貫くように経営を旗振りしていく」と答えた。

 また上田会長は「受信料を視聴者・国民の皆様に納得してお支払いいただくためには公共の福祉に資する、民主主義の健全な発展に資する、公共放送の存在意義をご理解いただくことが非常に重要と考えている」とも語った。(編集担当:森高龍二)