MMD研究所は、15歳以上の男女2,125人を対象に「2017年中古端末に関する購買動向調査」を実施した。
まず、15歳以上の男女2,125人を対象に、現在所有している携帯電話・スマートフォンについて聞くと「新品で購入した端末」91.6%、「中古で購入した端末」が1.7%「家族・友人から譲り受けた端末」が1.0%と続いた。中古端末の利用については、「2016年中古端末に関する購買動向調査」の結果と比較すると、「新品で購入した端末」で2.9ポイント増えていている結果となり、「中古で購入した端末」が1ポイント減っている結果となった。
携帯電話・スマートフォンを利用している15歳以上の男女(n=2,006)を対象に、以前利用していた携帯電話・スマートフォンについて聞くと、「そのまま持っている」が55.0%と最多となり、「通信業者の下取りプランにだした」が25.8%「中古買取店に買い取ってもらった」が3.9%と続いた。「2016年中古端末に関する購買動向調査」の結果と比較すると「そのまま持っている」が55.0%で4.9ポイント減、「通信業者の下取りプランにだした」が8.9ポイント増える結果となった。
次に、以前利用していた携帯電話・スマートフォンをそのまま持っていると回答した人(n=1,104)を対象に、そのまま持っている理由(複数回答)を聞いたところ、」個人情報が心配で手放せないから」が36.9%と最も多く、次いで「どうせ大した値段で売れないと思うから」が33.5%、「サブとしてたまに利用しているから」が18.6%となった。
古い端末をそのまま持っている理由を性年代別にコレスポンデンス分析を実施した結果、「40~60代の男性」が「どうせ大した値段が売れない」とのスコアが近くなっている。「30~60代女性」には「個人情報が心配で手放せないから」とのスコアが近くなっている。「10代の男女」は「サブとしてたまに利用しているから」のスコアが近い結果となった。
中古で端末を購入したという回答者を除いた携帯電話・スマートフォンを利用している15歳以上の男女(n=1,969)を対象に、中古端末購入に抵抗があるかどうかを聞くと「抵抗がある」42.9%、「やや抵抗がある」36.2%と合わせて79.1%となり、8割弱が中古端末に対して、抵抗があるという結果となった。
中古端末購入への抵抗について性年代別にコレスポンデンス分析を実施した結果、「40~60代の女性」が「抵抗がある」とスコアが近く、「10~30代女性」は「やや抵抗がある」とのスコアが近くなっている。相対的に「男性」は「あまり抵抗はない」のスコアが近い結果となった。(編集担当:慶尾六郎)