民進党の山尾志桜里衆院議員は衆院法務委員会の鈴木淳司委員長の解任決議案を衆院に提出後の記者会見で、テロ等準備罪（共謀罪）創設の政府法案を「出来損ないの共謀罪を国民の目に触れさせずに一刻も早く通したいという、政権の強権的なやり方」と怒りを露わにした。
山尾議員は「政権の強権的なやり方と、その言いなりになっている自民党・公明党、その政府・与党の言いなりにしかなれない鈴木委員長という構図に一番の問題がある」と強く批判した。
そのうえで「与野党合意のもとに委員会を進めていくという大事な、大事な、これまでの積み重ねをすべて根底から覆してしまった。委員長の委員会運営は解任に値する」と解任決議案を出した理由を語った。
また、山尾議員は「充実審議の妨げになっているのは答弁できない金田勝年法務大臣の問題であり、充実した審議のために毅然とした対応をとれない鈴木法務委員長の問題だと思っている」とも語った。（編集担当：森高龍二）
