北朝鮮の弾道ミサイル発射(14日午前)を受けて、16日、日米韓の関係省庁代表による「北朝鮮によるミサイル発射に関する情報共有及び対応の調整を行うため秘匿テレビ会議」が行われた。
会議では「3か国が地域の平和と安定のため、防衛協力及び調整を強化する」ことを確認した。
防衛省によると、会議には日本から防衛省防衛政策課長、米国は国防省国防次官補代理(東アジア担当)代行、韓国は国防部国際政策次長が出席したという。
この中で「日米韓3か国代表は北朝鮮による弾道ミサイルの発射は累次の安保理決議に明確かつ甚だしく違反するものとして強く非難。また、北朝鮮によるミサイル計画は朝鮮半島及び北東アジアの平和と安定に対する容認できない脅威であることを強調した」(防衛省)としている。
今回の弾道ミサイル(地対地の中長距離戦略弾道ミサイル火星12)は「最高高度2111.5キロメートル、飛距離787キロメートル」(北朝鮮・朝鮮中央通信)だったことから、聯合ニュースは韓国航空大・張泳根(チャン・ヨングン)教授(航空宇宙・機械工学)の分析として「弾道ミサイルの射程は弾頭の重さによって違うが、今回のミサイルに500キログラムの弾頭を搭載すると仮定すると、射程が5500~6500キロメートルに達する可能性もある」とし「北朝鮮が射程5500~6500キロメートルのミサイルを撃つ場合、北米大陸の北西端に位置する米アラスカ州の大半が射程圏内に入る」と伝えている。(編集担当:森高龍二)