外務省は韓国軍が15日から竹島で軍事訓練を始めたのを受け、同日、金杉憲治アジア大洋州局長から李煕燮(イ・ヒソプ)在京韓国大使館次席公使に、鈴木秀生在韓国日本国大使館次席公使から鄭炳元(チョン・ビョンウォン)韓国外交部東北アジア局長に改めて強く抗議した。
外務省は事前に中止するよう働きかけを行っていた。抗議では「竹島の領有権に関する我が国の立場に照らし到底受け入れることはできない」と伝えるとともに「我が国による事前の抗議・中止の働きかけにもかかわらず、軍事訓練が開始されたことは極めて遺憾であり、再発防止を強く求める」旨を申し入れたとしている。
一方、韓国・聯合ニュースは「韓国海軍のチャン・ウク広報チーム長が15日の国防部の定例会見で『独島(日本名・竹島)は韓国の領土』としながら、独島防衛訓練について『わが領土を守るための定例訓練で、当然すべきだと考える』と述べた」と報じた。訓練は定例のもので、16日までの2日間。韓国は竹島を実効支配している。(編集担当:森高龍二)