日産自動車が電気自動車(EV)のリーフを2017年中にモデルチェンジして発売するとしていたが、先日からティーザーキャンペーンを開始した。公式の発表では、メーターナセルの一部とステアリング、デジタルメーターの画像が公開され、新型リーフには「レベル2」の自動運転、日産「プロパイロット」を搭載するという。
世界初公開は早ければ9月14日から開催されるフランクフルトショーといわれているが、10月27日からの東京モーターショーとなる可能性もある。
注目される性能だが、噂の域を超えた情報によると、その航続距離はバッテリーやシステムの刷新で400kmに達するとされる。また、最高出力も現行の109psから160ps程度まで引き上げられるようだ。ボディ形状は、現行とおなじハッチバックとなる。
また、EV運用の大きな要素技術を決定してきた、国内における急速充電規格普及団体のCHAdeMO(チャデモ)協議会は、2010年に最初の「CHAdeMO」規格を発表。これまでに国内約50メーカー、約230機種の急速充電器を認証した。
対応するクルマは、三菱自動車のEVや日産EV「リーフ」やトヨタの第二世代プラグインハイブリッド車(PHV)「プリウスPHV」など11メーカー21車種に拡大した。
そのCHAdeMO(チャデモ)協議会が、充電器標準仕様書を7年ぶりに大幅改定する。今回発表となる日産リーフのように、EV駆動用バッテリーの大容量化などに伴い、現在の3倍にあたる最大出力150kWの急速充電器の製品化を促す。年内にも新仕様の充電器が発売される見込みだ。バッテリー容量が同じ場合、充電時間は従来の3分の1に短縮できる計算だ。
現在、日産はBセグメントの「ノート」で“e-Power”を武器に電動車でヒットを飛ばしている。この秋、日産の「新型リーフ」の発表で、EVの実用性、EVの走りの良さが、さらに高められるのだろうか。(編集担当:吉田恒)