日産自動車は、5月31日に神奈川県横須賀市の追浜西ドミトリー敷地内に事業所内託児施設「まーちらんど・おっぱま」を設置・開所した。
本施設は、日産テクニカルセンター(厚木市)の「まーちらんど・あつぎ」、日産グローバル情報システムセンター(同)の「まーちらんど・あつぎあくすと」、日産グローバル本社(横浜市)「まーちらんど・みなとみらい」に続く4カ所目の日産自動車・事業所内託児施設になり、日産の生産工場として初となる。
「まーちらんど・おっぱま」 は、工場で働く技能系職種の社員も対象にした事業所内託児施設で、職場の勤務時間、就業カレンダーに合わせた柔軟な運用を行なうという。
首都圏の託児所が不足しているなかで、日産追浜工場に勤務する従業員が事業所内託児施設を活用することによって、希望する時期に復職できる環境を作ることを目的に設置した。また、製造現場の勤務時間に合わせた運用することで、製造ラインで働く従業員を含め、社員が安心して働くことができる環境整備の第一段として開設したと説明する。
また、並行して育児と仕事の両立を目的とし、希望する従業員に対して働く時間を一定期間、昼間勤務に限定する制度導入の検討にも入ったという。日産では、働き方の多様化に対応した社内制度の整備にも取り組みを進める。
日産は、技能系従業員へも、業務の特質、工場ごとの特色を考慮しながら、従業員のニーズを十分に把握し、仕事と育児の両立支援策を提供するなど、社員が自分のライフステージにあったワークスタイルを確立し、その能力を十分に発揮できるように、社内制度やインフラの整備を進めていくとしている。(編集担当:吉田恒)