国民の選択肢となる党再生への代表選挙に 民進

2017年08月03日 07:14

 民進党は2日開いた両院議員総会で、蓮舫代表辞任に伴う代表選挙を8月21日告示、9月1日実施で正式決定した。選挙は党員・サポーターで日本国民、党籍を有する自治体議員、所属国会議員で実施する。総会では出席議員から「国民目線の、国民の選択肢となる党に再生する代表選挙にしよう」との声もあがった。

 代表候補者になれるのは「党所属国会議員」。代表候補者は告示日に、党所属国会議員(中央および地方の選管委員を除く)の推薦人20名以上25名以下の氏名を記載した書面等、選管規程に定める文書等を添付して立候補届を行うことになる。

 両院議員総会では「9月1日に代表選挙実施」で了承されたものの、安倍総理が新内閣の下で衆院解散・総選挙に打って出る可能性があること、民進党が調査チームを作り追及してきた学校法人加計学園の獣医学部設置を巡る問題とも絡み、獣医学部新設が認められるか、先送りかの答申の出る時期(8月末ころ)と代表選挙実施日が近いことによる影響なども懸念し「来週中に告示し、来週中に代表を決めるべき」、「今、求められているのは、空白を作らないこと」など、早く代表を決めるため選挙日程を早めるべきとの意見も相次いで出されたが、最終的に、9月1日実施が拍手を持って承認された。

 次期代表者は総選挙での「民進党の顔」になるだけでなく、民進党の存在価値そのものが問われる中での党再生リーダーとなるほか、野党4党との共闘関係にも大きな影響を与えるものになる。(編集担当:森高龍二)