原発ゼロと最小不幸社会実現で進路選択と菅氏

2017年09月30日 11:36

 希望の党に公認申請するのかどうかで注目される民進党最高顧問で、元総理の菅直人前衆院議員は30日、ブログで「原発ゼロ」と「最小不幸社会の実現」というふたつの視点でとるべき道を選択する旨を書き込んだ。

 菅氏は「2011年、総理の時に東京電力福島第一原発事故に直面し、それ以来、一貫して『原発ゼロ』の実現に全力を挙げてきた。その立場からすると、小池氏が『原発ゼロ』を明確にしたことは評価している」と目標が一致することをあげた。

 次に、菅氏は「(国政に)最初に立候補した時から『最小不幸社会』の実現を主張し続けてきた。政治が果たすべき役割は人々が不幸になる要素を最小化することにある、という考え。前原誠司代表が掲げるALLforALLとも共通している。安倍政権は格差拡大など不幸を拡大する間違った政策をとっており、そうした政策を変えるために政権交代が必要と考えている」とし「野党の大同団結で安倍政権を倒し、同時に原発ゼロが実現できる道につながるのであればと考え、前原提案に同意した」と書き込んでいる。(編集担当:森高龍二)