年末年始の帰省・旅行ドライブ、12月30日午前、1月2日午前に集中

2017年12月23日 12:37

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三井ダイレクト損保が年末年始の長距離ドライブの動向を調査。年末年始の長距離移動の目的は「帰省」43%、「泊まりの旅行」34%。同乗者は「子どもを含む家族」が最多。日程は12月30日午前、1月2日午前に集中。

 三井ダイレクト損保が年末年始の長距離ドライブに関してアンケート調査を実施し、その結果を公表した。

 調査結果によれば、年末年始に車で長距離移動する目的は、「帰省」が43.2%と最も多く、前年2016年調査の36.0%から7.2ポイントも増加している。次いで「泊まりの旅行」34.3%が続き、前年の31.9%より増加している。昨年は「ショッピング」が36.5%と最多であったが、今回は26.4%にとどまり、3位となった。

 「長距離移動で同乗するのは誰か」という問いに対しては、「帰省」での「子供を含む家族」が61.6%と最多となった。次いで、「初詣」での「子供を含む家族」が54.0%と続き、「子供を含む家族」は、すべての目的カテゴリーで最多となっている。

 「子供を含む家族」と答えた者に「子供の年齢」を尋ねたところ、「大学生以上・社会人」34.8%と「6歳以下の未就学児」34.4%が高くなっており、次いで「小学生」16.8%、高校生8.1%、中学生5.8%の順となっている。

 「年末年始の長距離移動の日程」について尋ねたところ年末は29日の午前、30日の午前と午後、31日の午前に、年始は1日の午前、2日と3日の午前と午後に回答が集中している。

 渋滞学の西成活裕教授(東京大学)は「今年も昨年と同様、土日が年末年始と重なっているため、休みがとれる期間は短くなっている。そうなると車が分散されにくくなり、渋滞はいつもより悪化する懸念がある。特に30日午前の下り、そして2日午前の上りが要注意である。」とコメントしている。

 「渋滞を回避するために意識していること」について尋ねたところ、「早めに出発するなど混む時間帯を避ける」が43.5%で最も多く、次いで「出発前にテレビやラジオで渋滞情報のチェック」が39.9%、「カーナビで空いている道を検索する」33.0%と続く。

 「過去の年末年始の長距離ドライブで交通事故などを起こしそうになった要因」について尋ねたところ、「悪天候・自然現象」が64.9%で最も多く、次いで「人・車の飛び出し」が60.0%、「スピードの出し過ぎ」が56.9%と続く。今年話題となった「他の車のあおり運転・危険運転」は、46.8%の者が「事故を起こしそうになった要因」としてあげている。

(この調査は2017年11月7日と8日に、年末年始の年12月22日から1月3日)に高速道路を利用して長距離移動をする、もしくは予定がある18~69歳の男女1000人を対象にインターネットを経由して行われたアンケート調査である。)(編集担当:久保田雄城)