尖閣周辺接続水域内に中国艦艇、政府強く抗議

2018年01月13日 09:13

 尖閣諸島周辺接続水域内に中国海軍の艦艇が入域した問題で、杉山晋輔外務事務次官は程永華(てい・えいか)駐日中国大使を外務省に召致し、重大な懸念を表明し、抗議した。

 また日中関係改善の流れを阻害することのないよう強く求めた。外務省は「中国側からは中国の立場につき説明があった」として、詳しい反応は公表していない。

 防衛省によると11日午後、潜没潜水艦が大正島(沖縄県)の北北東の我が国接続水域から出域するのを、護衛艦「おおよど」(大湊)と「おおなみ」(横須賀)、「P-3C」(那覇)が確認したとしている。

 また、中国海軍艦艇「ジャンカイⅡ級フリゲート」1隻が大正島の北北東の我が国接続水域から出域するのも確認した、としている。

 潜没潜水艦は10日午後、宮古島(沖縄県)の東北東の接続水域を北西に進んでいるのが確認されていたが、11日午前、大正島(沖縄県)北東の我が国接続水域に入域したことが確認されていた。(編集担当:森高龍二)