内閣府が8月に行った尖閣諸島に関する世論調査(18歳以上の3000人対象、1771人が回答)で、尖閣諸島を知っていると答えた人が91.3%あったが、知っていると答えた1617人のうち、石垣島の北方にあるのを知っていたのは52.9%、沖縄県に属しているのを知っていたのは52.4%にとどまっていた。29日までに内閣府が発表した。
一方、尖閣諸島を知っていると答えた人のうち70.7%の人は、最近になって中国政府が継続して政府の船舶を尖閣諸島周辺海域に派遣し、頻繁に領海侵入する行動を繰り返していることを知っていると答えた。
尖閣諸島のことを何で知ったかではテレビ・ラジオが95.1%で最も多く、新聞が61.6%、学校の授業は6.1%だった。ただ18歳から29歳では学校の授業で知ったが37.8%とテレビ・ラジオ(93.7%)、新聞(39.4%)に次いで高かった。
尖閣諸島に関心がある答えた1101人に、関心のある内容を聞いたところでは領有権の根拠が55%、歴史的経緯が50.9%、中国や台湾の主張が47.1%と高かった。(編集担当:森高龍二)