2017年世界ラリー選手権最終戦、ラリー・オーストラリアで、GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 11号車)が総合6位でフィニッシュ。マニュファクチャラーズ選手権3位で、シーズンを締めくくった
11月19日、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第13戦ラリー・オーストラリアの競技最終日となるデイ3が、オーストラリア東海岸のコフスハーバーを中心に行なわた。
トヨタから届いたリリースによると、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 11号車)が総合6位でフィニッシュした。
総合2位につけていたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は最終SSでコースオフ。完走を逃したが、ドライバーズ選手権4位でシーズンを終了。
トヨタは18年ぶりのWRC復帰初年度にシーズン2勝を記録。マニュファクチャラーズ選手権3位でシーズンを締めくくった。
2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)年間ランキングは以下のとおり。
■「2017WRC」ドライバーズランキング
1)セバスチャン・オジエ/フォード フィエスタ WRC(232)
2)ティエリー・ヌービル/ヒュンダイ i20 クーペ WRC(208)
3)オット・タナック/フォード フィエスタ WRC(191)
4)ヤリ-マティ・ラトバラ/トヨタ ヤリス WRC(136)
5)エルフィン・エバンス/フォード フィエスタ WRC(128)
※ドライバー/車両(累計獲得ポイント)
■「2017WRC」マニュファクチャラーズランキング
1)Mスポーツワールドラリーチーム(428)
2)ヒュンダイ・モータースポーツ(345)
3)トヨタ GAZOO Racing WRT(251)
4)シトロエン・トタル・アブダビ・ワールドラリーチーム(218)
※チーム名(獲得ポイント)
この結果を受けて、トヨタ・チーム総代表であるトヨタ社長の豊田章男氏は、以下のようにコメントした。
「世界ラリー選手権での我々の戦いを一年間、応援してくださったファンの皆様ありがとうございました。18年ぶりに復帰した我々にとって、皆様からの声援は何よりの励みになりました」(中略)
「もっといいクルマをつくりたい……そのためには、世界中のさまざまな道でクルマを鍛えたい、という想いでWRCへの復帰を果たしました」(中略)「全力を尽くしてくれたチーム員全員に、心から感謝しています。“ありがとう、そして、お疲れ様でした!”」
シーズンを通じて、フォード フィエスタWRCを駆る「Mスポーツワールドラリーチーム」の強さが圧倒していた。が、「来年は、新しいドライバー、コ・ドライバーも加わることが決まり、さらに高みを目指す1年にしてまいります。もっといいクルマづくりにも、学びにも、終わりはありません。全力で戦ってまいりますので、引き続き、応援いただきますよう、よろしくお願いいたします」と締めくくった。(編集担当:吉田恒)