小泉氏の集客力「安倍首相をも驚愕」山本一太氏

2018年02月08日 07:02

 さきの沖縄県名護市長選挙では自民・公明・維新推薦の渡具知武豊(とぐち・たけとよ)氏が普天間基地代替施設辺野古建設に反対する現職を破ったが、山本一太元沖縄北方担当大臣は5日のブログに、自民党の世論調査の正確さ(根拠はサンプル数の多さと手法としている)と小泉進次郎人気のすごさが大きいと書き込み「自民党はこの『30代のスター政治家』を大事に育てなければならない」と発信した。山本氏は「現時点で小泉進次郎衆院議員の『集客力』は恐らく安倍首相をも凌駕している」との見方をしている。

 今回選挙では渡具知氏は辺野古への普天間代替基地建設問題にはまったく触れず、選挙争点にしなかった。さらに、前回選挙では自主投票を決めていた公明党が今回は渡具知氏の推薦を決め、全面支援。勝因最大の要因とみられる。

 ただ、山本氏は選挙応援で名護市入りした際「今度こそ勝てる!と思った。4年前に応援に来た時と雰囲気が全く違っていたからだ」と書いている。

 「前回に比べ、遊説カーに手を振るひとの数がずっと多かった。街頭演説にも手応えを感じた。『友党の公明党が本気で支援してくれている!前回とは勢いが全く違う!』そういう声もあちこちで聞いた」。

 そして、小泉人気、集客力について「(小泉氏は)1月31日の沖縄入りで3つの会場で『併せて(実数)3000人以上を集めた』とのこと。投票日前日の2度目の遊説でも『聴衆は2500人』と聞いた。あの名護市で『2500人の市民を集める』なんて、並大抵のことではない。事実、進次郎氏が最初に遊説を行った31日以降に『期日前投票が急激に増えた』そうだ」としている。このブログで山本氏が一番言いたかったのは「自民党はこの『30代のスター政治家』を大事に育てなければならない」との部分なのだろう。(編集担当:森高龍二)