財相は真相解明し、その後に進退を自身の判断で

2018年03月14日 06:23

 野田聖子総務大臣は財務省が森友問題に関する決裁文書で書き換えをしていた問題について13日の記者会見で「あってはならないことであり、誰もが、それはないということで、その土台に立って信頼があり、その上に私たちは国民の皆さんへの仕事をしてきた。こういうことがあって残念。悔しい思いをしている」と信頼を失う行為で、あってはならないことだと重大視した。

 野田大臣は「財務省の皆さんに猛省していただくとともに、国民有権者にとっては、それ以外の不安、不信が残っていると思う。しっかりと真相解明をしていただければと思う」とした。

 また、改ざんされた資料で国会議論が行われてきたことについて、野田大臣は「これまでのことは取り返しがつかない」とし「一からしっかり仕切り直しをして、国民の皆さんが抱えている疑問、このことによって起きた不信をしっかりと晴らしていくのが、行政だけではなく、私たち政治家1人1人の責任でもあると思っている」と述べた。

 また野田大臣は「一連の出来事について、財務省だけのことだけだという意識はしておりません。ですから、速やかに総務省の官房長に総務省の点検、今、大丈夫かどうかの確認と、おそらく、全省きちんとできているかどうかが、今、確認に入ってくれていると思っている」と述べた。

 また、麻生太郎財務大臣の責任について「一連の出来事と深く担当大臣として関わってきた麻生副総理には、徹底的にことの事態を究明していただく責任があると思っている。そのあとのことについては御本人の判断だと思います」とまずは事態の究明を行い、真相を明らかにすること。そのうえで、大臣自身の進退については大臣自身が判断することとの認識を示した。(編集担当:森高龍二)