決裁文書書き換えで防衛相「あってはならない」

2018年03月14日 06:21

 小野寺五典防衛大臣は13日の記者会見で、財務省が森友学園への国有地大幅値引きでの売却に絡む決裁文書で14書類、数十か所を書き換えていた問題について「あってはならないことだ。行政全体の信頼を揺るがしかねない事態であると考えている」と深刻な行為との認識を示した。

 そのうえで、小野寺大臣は「財務省は検察による捜査に全面的に協力するとともに、経緯等を明らかにするために省を挙げて引き続き調査が行われるものと承知している」と述べ「今般の財務省の問題を他省の問題とすることなく、防衛省・自衛隊における文書管理の重要性を改めて認識し、職務にあたるよう、私から、昨日(12日)省内幹部に指示をした」と語った。

 また麻生太郎財務大臣の責任について、小野寺大臣は「麻生副総理が記者会見で述べられておりますように、今回の書き換えの問題については、今後、どのような形でこれが行われたかという詳細な検証を麻生副総理がしっかり対応されるということなのだと思う。この問題についてしっかり自分の手で検証し、対応されるということなのだと思う」と述べた。(編集担当:森高龍二)