銀行探検から、蜂蜜搾りまで! 夏休み前に要チェックの企業の子ども向け体験教室

2018年07月08日 12:41

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今から夏休みの計画を立てている家族も多いのではないだろうか。旅行やレジャーもいいが、昨今では、企業がCSRの一環として行っている夏休み限定の子ども向け体験教室などが人気を集めているようだ

 気象庁は6月29日、関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年よりも22日も早い梅雨明けとなり、これまで関東甲信地方が6月に梅雨明けしたのは初めてという。

 梅雨が明ければ、本格的な夏の到来だ。今から夏休みの計画を立てている家族も多いのではないだろうか。旅行やレジャーもいいが、昨今では、企業がCSRの一環として行っている夏休み限定の子ども向け体験教室などが人気を集めているようだ。

 体験教室と一口にいっても、その内容はバラエティに富んでいる。

 例えば、三井住友銀行は「夏休み!こども銀行たんけん隊」と銘打って、銀行の仕事を体験できるイベントを実施する。対象となるのは、小学4年生から6年生の児童と保護者で、銀行員に扮して銀行の仕事を体験する。また、通常は見ることができない貸金庫の見学なども予定されているとのことで、同伴する保護者も楽しめそうだ。

 ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社は、子ども向けの医科学体験イベント「ボストン・サイエンティフィック・スクール “キッズのための自由研究 in 中野”」を開催する。子どもたちが実際に手術着を着用し、最先端の医療機器に触れて学ぶ、キッズドクター体験や、日進月歩で進化し続ける医療技術や医療機器のレクチャーを受けたりと、子ども向けながら本格的な体験教室が催されるようだ。

 また、山田養蜂場のグループ会社で、岡山県鏡野町にある山田みつばち農園では、8月までの期間限定で、実際にミツバチの巣から蜂蜜を搾る「採蜜体験」や、ミツバチの巣箱を開けて、ミツバチを間近に見ながら生態や巣について学ぶことができる「養蜂体験」が20名以上から予約可能だ。養蜂体験では、養蜂家が普段から使う道具を使ったり、ミツバチを自分の手にのせたりと、日常生活ではなかなかできないことが体験できると人気だ。

 NTT東日本が運営する文化施設NTTインターコミュニケーション・センターでは、毎年夏休みの恒例イベントとなった「ICC キッズ・プログラム」を今年も開催する。今年度は「さわるのふしぎ、ふれるのみらい」と題し、近年注目されている触覚の情報化と近未来の表現をテーマとして、作品展示の他にワークショップ等の関連イベントが催される。

 ここに挙げた他にも様々な企業が夏休みの子ども向け体験教室やイベントを計画しており、すでに募集が始まっているものも多い。楽しく学べて夏休みの自由研究にも活かせるのはもちろん、普段、見たり入ったりすることができない場所での特別な体験はきっと、参加した子どもたちの将来の糧になるはずだ。(編集担当:石井絢子)