実は、今年2018年3月に、レクサス・ブランドの日本国内販売台数が、累計50万台を超えていた。これを記念してトヨタは、レクサスラインアップのGS、IS、CT、LX、RX、NXの各モデルにブラックの専用装備により精悍さを強調した特別仕様車“Black Sequence”を設定し、全国のレクサスディーラーで発売した。同時に、GS、IS、NXの一部改良を実施した。
また、ISの一部改良では、新たな外板色やオーナメントパネルを設定したほか、IS300は2.0リッターターボエンジンのアクセル操作に対するレスポンスを向上させ、よりダイレクトな加速フィーリングを実現した。NXの一部改良では、通信で安全運転を支援するITS Connectをオプション設定するなど、それぞれ商品力を強化した。
上級セダンGSの特別仕様車“Black Sequence”は、“I package”車をベースに、エクステリアではスピンドルグリルとドアミラーをブラック塗装とし、アルミホイールに光沢のあるスパッタリング塗装を施した仕様となった。インテリアではルーフとピラーをブラックとし、本革シートにシートカラーにサドルタン/トパーズブラウン採用。スポーティな外装と上品で落ち着いた内装のコントラストを実現しているという。GSの特別仕様車の価格は578.1万円から847.4万円。
CセグメントのスポーティセダンISの特別仕様車“Black Sequence”は、“F SPORT”をベースに、アルミホイールとドアミラーをブラック塗装とした。ステアリングホイールは、熟練職人が操作性やフィット感を重視した形状を追求し、墨の名産地・奈良で創られた墨色で仕上げた本杢とディンプル本革のコンビネーショングリップを採用。また、ブラックにフレアレッドが映える専用スポーツシートを設定した。IS限定車の価格は471.4万円から643.8万円。
最上級SUVのLXの特別仕様車“Black Sequence”は、スピンドルグリルとフレームをそれぞれ異なる専用のカラーリングとし、三眼フルLEDヘッドランプとLEDリヤコンビネーションランプなどのカバーをクリアブラックとした。インテリアは、シートやドアトリムにダイヤモンドステッチを施し、LXの文字を投影するドアカーテシランプを採用するなど、LXの存在感を際立たせた。家格は1170.0万円。
ミッドサイズのプレミアムSUVたるRXの特別仕様車“Black Sequence”は、標準仕様をベースにスピンドルグリル、LEDフロントフォグランプベゼル、アルミホイール、リヤバンパーロアガーニッシュなどにブラック塗装を施し、エクステリアの精悍さを高めた。また、インテリジェントクリアランスソナーやリヤクロストラフィックオートブレーキ(Rear Cross Traffic Auto Brake)などを標準設定し安全運転支援装備を充実させた。価格は2WDの664.7万円、AWDの690.7万円。
コンパクトSUVのNXの特別仕様車“Black Sequence”は、“I package”をベースにスピンドルグリル&フレームとドアミラーをブラックに塗装。加えて、フェンダーアーチモールをボディカラー同色として艶やかさを強調した。また、黒のアクセントとなるブロンズ・カラード切削光輝アルミホイールをオプション設定。安全運転を支援するパーキングサポートブレーキ(静止物)を標準設定とした。価格は471.1万円から597.1万円だ。(編集担当:吉田恒)