国民民主党の第2代代表に玉木氏決まる

2018年09月05日 11:15

 国民民主党の代表に玉木雄一郎氏が決まった。党代表を決める選挙が4日の臨時党大会で実施され、衆参国会議員と国政選挙候補予定者、一般党員やサポーターら、地方議員らによる郵便投票や電子投票による合計で、玉木氏が204ポイントと代表選を戦った津村啓介氏(74ポイント)を大差で引き離し、第2代代表に決まった。

 玉木氏は就任あいさつで「私たちが置かれている環境は大変厳しいものがある。今日から力を合わせ、全力で党勢拡大、私たちがこの国の政治に必要なことを国民の皆さんにしっかりと訴えていきたい」と述べた。

 記者会見で臨時国会までに統一会派の呼びかけを行う考えを示すとともに、参院選の複数議席区では野党がそれぞれ戦うのもやむを得ないが、1人区については共産党なども含めた何らかの調整の仕組みが必要と自公候補との一騎打ちになる構図をつくりたい考えを示した。

 一方、憲法改正については国民目線で必要と思われる項目改正には積極的に議論に参加していくとの姿勢を示した。

 各種世論調査で政党支持率が1%を切る低迷状態が続いている。原発問題では原発関連労組を意識してか、原発ゼロにも明確な姿勢が打ち出せず「2030年代原発ゼロに向け、あらゆる政策資源を投入」と基本政策に明記するにとどまるなど、先の国会で原発ゼロ基本法案を提出した立憲・共産・自由・社民との距離感は否めない。(編集担当:森高龍二)