規制緩和で社会全体に大きな弊害も 枝野代表

2018年10月18日 06:21

 立憲民主党の枝野幸男代表は16日開かれた全国自動車交通労働組合連合会(全自交労連)の第74回定期大会のあいさつで、安倍政権について「暴走が止まらない。公文書改ざんや隠ぺい、責任者が責任を取らないというだけでなく、この30年くらい続いた規制緩和すればなんでも良くなるという風潮のなかで、社会全体に大きな弊害を生じさせている」と行き過ぎた規制緩和での副作用を問題にした。

 枝野代表は「自分の力だけではどうにもならない時が人生の中でも社会の中でもある。困った時に頼りになる政治が必要なのに全く逆方向に進んでいる。その行き着いた先が今の安倍政権の暴走だ」とした。

 枝野代表は「ハイヤータクシー産業は弊害に最もさらされてきた産業ではないか」と投げかけ「規制緩和のあれこれを議論する前に、まずは今あるルールをきちんと守らせることが必要だ。またハイヤータクシー産業が過疎化高齢化の中で公共財としての役割を増している」と述べ「誇りと自信を持って働いていただけるよう頑張っていく」と語った。(編集担当:森高龍二)