沖縄知事選とともに注目された那覇市長選挙が21日、投開票され、玉城デニー知事や野党が支援した無所属で現職の城間幹子氏が、自民公明などが推薦した無所属・新人の翁長政俊候補に3万7000票の大差で破り、2回目の当選を果たした。
城間氏は7万9677票、翁長氏は4万2446票だった。社会民主党の福島瑞穂副党首は「那覇市長に城間みきこさんが当選しました。本当に嬉しいです。知事に玉城デニーさん、豊見城市長に山川ひとしさん、那覇市長に城間みきこさん、それぞれ圧勝。政治の潮目は完全に変わった」とツイッターで発信。「みんなで未来を作っていこう」と呼びかけた。
日本共産党の志位和夫委員長は「自民党は崩壊的な敗北だ。県知事選の審判を顧みず、『不服審査請求』によって辺野古新基地のごり押しを進めようした安倍政権への痛烈な審判だ」とし「もはや強権政治は沖縄に通用しないと知るべき。『辺野古新基地は中止』の重ねての圧倒的審判を安倍政権は重く受け止めよ!」と感嘆符つきで、ツイッターに書き込んだ。
24日から始まる国会でも、野党側は今回の知事選、那覇市長選の結果を踏まえ、辺野古新基地建設への政府の姿勢や知事との真摯な対話姿勢を強く求めることになりそう。(編集担当:森高龍二)