1年で政権終わった挫折経験肥しになったと総理

2018年12月27日 06:10

 安倍晋三総理は25日、内閣発足6年を振り返り、記者団から長期政権になっている秘訣はと聞かれ「秘訣というのは無いが、基本的には今から12年前に第1次政権ができ、非常に肩に力を入れて頑張ったが、1年で政権が終わった。あの挫折と経験が大切な肥しになったなあと思っている。ありがとうございます」と感慨深げに語った。

 また安倍総理は「7年目を迎える来年は何と言っても皇位の継承がある」と参院選挙ではなく、皇位継承を第一に挙げた。皇室尊崇、憲法改正(天皇の元首規定、君が代の憲法への規定、自衛隊の憲法への規定など)、日米安保条約片務性(?)の解消を考えてきた安倍総理にとって皇位継承が特に重い国家行事であることをうかがわせた。

 安倍総理は2019年について「日本の明日を切り開いていく1年、日本が正に明るく輝いていく1年にしたいと思っている」と述べた。

 また、今年を振り返り「内政においては『働き方改革』、外交においては『日露首脳会談』、大きな転機となる年でもあった」とした。(編集担当:森高龍二)