大阪１２区と沖縄３区の衆議院議員補欠選挙が９日告示された。２１日投開票される。いずれの選挙も夏の参院選挙の前哨戦とも言えるほか、大阪では野党共闘がどこまで実効をあげるのか、沖縄では辺野古基地建設の是非が再び３区の区民の中で明示されることになる。
大阪１２区の補欠選挙には届け出順に（１）宮本岳志氏（無所属、前衆院議員、共産党・自由党・社民党大阪府連合推薦、５９歳）（２）藤田文武氏（日本維新の会、新人、会社役員、３８歳）（３）樽床伸二氏（無所属、前衆議院議員、５９歳）（４）北川晋平氏（自民党、新人、公明党推薦、会社役員、３２歳）の４人が立候補。
森友問題を追及してきた衆院議員があえて無所属で立候補している、野党共闘で国会に戻れるのか。大阪で特に強さを見せる日本維新が議席をとるのか、自民が故人（自民党・北川知克氏）の議席を守れるか、注目される。
沖縄３区の補欠選挙には届け出順に（１）屋良朝博氏（無所属、新人、フリージャーナリスト、５６歳）（２）島尻安伊子氏（自民党、新人、公明党と日本維新の会沖縄県総支部推薦、元沖縄北方担当大臣、５４歳）の２人が立候補した。
辺野古新基地建設を巡り、オール沖縄の枠組みで「建設反対」の屋良氏と普天間飛行場の危険除去には辺野古新基地建設は避けられないと「建設容認」の島尻氏。憲法９条についても地元の琉球新報の問いに、屋良氏は「変える必要はない」、島尻氏は「変える必要がある」と安保を巡って対象だけに、有権者がどのような審判を下すのか。注目される。（編集担当：森高龍二）
