メルセデス・ベンツAGが「ニューヨーク国際自動車ショー2019」(NYIAS)のプレスデーで、ブランド最上級といえるクロスオーバーSUVの新型メルセデス・ベンツGLSを初公開した。
世界中のメルセデス製SUVのファンに示された新しいGLS、メルセデス・ベンツから提示された大きく豪華なクロスオーバーは、同ブランドSUVのSクラスと呼ぶべきモデルだ。
その圧倒的な質量のエクステリアは圧倒的で、その存在感の強さは、全長5.1m超×全幅2m、ホイールベース3m超の堂々たる体躯のボディサイズによるものだ。広大な室内スペース、快適で贅沢な設えのインテリアも申し分ない。
48Vベースの「E-ACTIVE BODY CONTROL」と呼ぶアクティブサスペンションは、卓越した乗り心地、機敏なハンドリング、そして高度なオフロード性能を提供する。GLSにはドライバーに協調的なメルセデス・ベンツ運転支援システムの最新世代を搭載する。
新しい4輪駆動システムである新世代4MATICは、路上での素早い敏捷性と強力な走破性、そして悪路での抜群のパフォーマンスを保証するという。加えて、直感的なインフォテインメントシステム「MBUX」も搭載している。そして、SUVというボディを持ちながらGLSは、そのセグメント随一の空力特性を持っており、CD値は0.32でしかない。
パワーユニットについて言及はないが、事前の情報だと新開発3リッター直列6気筒ほか4.7リッターV型8気筒ターボなど数種のユニットとなるもようだ。トランスミッションは9速オートマティックがメインだ。
メルセデス・ベンツAGは同ショーのコンファレンスで、「2018年には82万台を超えるSUVが販売され、ブランドで最量販セグメントとなった。多くは米国で販売され、2018年には16万5000台以上の販売、過去最高を記録した。今後は電動システムやハイブリッドを搭載したSUVの製造に焦点が当てられるだろう」とした。(編集担当:吉田恒)