自民党の二階俊博幹事長は7日の記者会見で党首討論について「官邸の判断に任せたい」と党として時間などに関して関与する考えのないことをうかがわせた。野党側からは党首討論の時間が45分では少ないとして、時間を延長するよう求めていた。また衆参両院での予算委員会での集中審議を求める声も出ている。
二階幹事長は「官邸のご都合がありますから。官邸はわれわれの知らざるところでも重要な日程がある」などと述べた。
また衆参ダブル選挙の可能性も視野に野党が選挙区調整を急いでいることについて記者団に問われ、選挙については「いかなる場合にも十分受けて立つ用意はある」とし「いつでも結構。わが方は準備が整っている」と答えた。
二階幹事長は衆院議員の選挙に対する姿勢について「いつ選挙があってもいいと、これが衆議院議員の重要性といいますか、議員の心構えとしては大変重いこと。6年に1回選挙がある、あるいは3年に1回やるとかいう期限が決まっているやつは準備の仕方もあるでしょうが、いつあるか分からんという中で、選挙に緊張感を覚えながら政治に取り組んで行くというのは衆議院議員にとっては大変ご苦労なことだと思うが、衆議院議員の宿命だと思っていただく以外にない」とした。(編集担当:森高龍二)