岩屋毅防衛大臣は14日の記者会見で北朝鮮が9日に短距離弾道ミサイルを発射したことについて「明確な安保理決議違反で、誠に遺憾と思っている」と述べるともに「外交ルートを通じて抗議している」とした。
一方で今回の発射に対して国連に動きがないことについて日本政府としてどうする考えかとの記者団の問いには「特にそのようなことを考えているわけではない」と述べた。
岩屋防衛大臣は「一連の安保理決議が北朝鮮による弾道ミサイル技術を使用した、いかなる発射も停止するように求めていることからすれば、短距離であれ、弾道ミサイルを発射したということは自動的に決議に違反をしていることになると思うが、最終的な目標であるCVID、北朝鮮の完全で、検証可能で、不可逆的な弾道ミサイルの廃棄、核兵器の廃棄に向かって、引き続き、米国及び国際社会としっかり連携していきたい」と米国や国際社会と連携した対応を取る考えを強調した。(編集担当:森高龍二)