プジョー、Euro 6.2に対応した新型パワーユニット搭載のSUV「3008」「5008」導入

2019年05月23日 06:53

Peugeot SUV 3008

プジョーの人気SUVモデルである3008(写真右)と5008に改良型の新ガソリンエンジンと電子制御8速オートマチックトランスミッションを搭載して発売

 プジョー・シトロエン・ジャポンによると、5月21日よりプジョー・ブランドのSUVである3008と5008に改良型のガソリンエンジンと電子制御8速オートマチックトランスミッションを搭載し、3008 Allure、3008 GT Line、5008 Allureとして設定、発売する。これにより3008と5008は全車8速化しラインナップが完成した。

 プジョー3008は、新世代SUVとして2017年3月のデビュー以来、日本国内のプジョーの販売を牽引するモデルとなった。都会的な洗練されたスタイリング、パワフルかつ省燃費な走り、各種先進安全装備、そして乗り心地の良さなどが高く評価された。

 また、3列シート7人乗りのSUVである5008は、ミニバンに代わる新たな選択肢としてマーケットの注目を浴びている。この2種のSUVはプジョーの日本市場においてもっとも販売構成比の高いモデルとなっており、2018年実績 3008が25%、5008が19%を占めるに至った。

 今回発売される3008と5008に搭載されるエンジンは、1.6リッターPureTechガソリンエンジンを改良し欧州新排ガス規制Euro 6.2に対応させたパワーユニットだ。ガソリン微粒子フィルタを採用し排出ガスのクリーン化、フリクションの低減、そして電子制御ウエストゲートバルブを採用で、高効率化とハイレスポンス、スムーズな吹き上がりを実現した。最高出力は180ps/5500rpm、最大トルク250Nm/1650rpmを発揮する。

 組み合わせる電子制御8速オートマチックEAT8は、日本のアイシン・エィ・ダブリュと共同開発したトランスミッションで、3つのドライブモードが選択可能だ。なかで、エコモード時は新しく搭載したフリーホイール機能が、走行条件が合えば、アクセルオフ時にクラッチを切り燃費改善を果たす。

 今回の新エンジン搭載車の市場投入にあたって、クリーンディーゼルモデルの3008 GT Blue HDiおよび5008 GT Blue HDiで約70%という高い装着率の運転席メモリー付き電動シート、マルチポイントランバーサポート、前席シートヒーター、パノラミックサンルーフ、360°ビジョンをセットしたファーストクラスパッケージを30万円(税込)で3008 GT Lineと5008 Allureにオプション設定した。

 新エンジン搭載の3008の価格は367.0万円~409.0万円、3列シートの5008は414.0万円となる。(編集担当:吉田恒)