参院選は政治の安定と改憲が最大争点と安倍総理

2019年06月28日 06:57

 安倍晋三総理は26日の記者会見で夏の参院選挙の「最大の争点は政治の安定だ」と強調した。また憲法改正について「令和の日本がどのような国を目指すのか。その理想を語るものは憲法だ」と持論を展開。「国会議員には国民に対し判断材料を提供するという大きな責任があるはずだ」などと語った。

 安倍総理は「この参議院選挙においては憲法の議論すらしない政党を選ぶのか、国民の皆様にしっかりと自分たちの考えを示し、議論を進めていく。その政党や候補者を選ぶのか。それを決めていただく選挙である」と主張。

安倍総理は「この選挙を通じても、野党に是非議論に参加していただきたい。このことを訴えていきたい」と改憲に対して強い意欲を示した。安倍総理は「政治の安定と改憲」を最大争点とする考えを示した。改憲には安定政権が欠かせない条件になるため当然といえる。

またG20については「違いを強調するのではなくて、共通点や一致点を粘り強く見いだしていく中で、具体的な解決策に到達したいと思っている」とし「自由貿易の推進、イノベーションを通じた世界の経済成長の牽引やデジタル経済のルールづくり、環境、地球規模課題への対応や女性の活躍推進、そういったテーマについて、G20として力強いメッセージを発出したいと思っている」と述べた。(編集担当:森高龍二)