辺野古建設へ防衛相とエスパー国防長官代行協力

2019年06月28日 06:59

 岩屋毅防衛大臣は26日までにエスパー米国防長官代行と電話会談し名護市辺野古基地建設の着実な進展のため日米で緊密に協力していくことで一致。沖縄県の玉城デニー知事が強く求めている辺野古埋立て工事中止の上で話し合う要請に対し、その余地はさらになくなっている。

 防衛省によると、電話会談は25日に行われ「協力して日米同盟強化に取り組むことで一致した」としている。

 また「自由で開かれたインド太平洋の重要性について認識を共有」したとし、辺野古基地建設については「普天間飛行場の辺野古移設を含めた米軍再編計画の着実な進展のため、日米で緊密に協力していくことで一致した」と建設推進を確認した。

 北朝鮮に関しては「北朝鮮による全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全で、検証可能な、かつ不可逆的な廃棄に向けて、引き続き、国連安保理決議の完全な履行を確保することの重要性を確認した」と発表した。(編集担当:森高龍二)