国民、社会保障は立憲呼びかけに呼応の姿勢

2019年08月07日 06:41

 圧倒的多数を占める政府・与党に対応する国会での論戦戦略に野党会派の強化が避けられないと立憲民主党の枝野幸男代表が国民民主、社会保障、社民の3党派に衆院会派「立憲民主党・無所属フォーラム」への参加を呼び掛けたのに対し、国民民主党の玉木雄一郎代表は党執行役員会後、記者団に「私たちは大きな固まりをつくっていこうと去年から呼びかけてきた。衆参両院で力合わせをしていこうとの認識で一致した」と呼び掛けに前向きな方針を示した。

 社会保障の野田佳彦代表は呼びかけに対して立憲民主党によると歓迎の意向を示して頂いたとされる。社民党の又市征治党首は「まず参院で一緒にやらせていただくなかで、衆院については留保させていただきたい」と衆院での会派入りには慎重な姿勢をみせたという。

 枝野代表は政権選択選挙にする環境づくりへ、次期衆院選には政権構想となる公約を示していく姿勢を見せているが、そのためには「秋の臨時国会に向けて、まずは次の主戦場である衆院において、より大きな構えを作り、論戦力を高めることから」取り組むことが必要だとした。

 枝野代表は記者団が共産党に呼び掛けていないのはなぜか、と聞かれ「こうした呼びかけを3つの党派にさせていただくことには共産党さんにもお伝えをし、ご理解をいただいていると理解している」と答えた。

 また今回の呼びかけについては「通常国会での与党の横暴が極まる状況のなか、さらに力強く戦っていくためにはどうしたらいいのかを考えてきた」その一環である旨を記者団に答えた。(編集担当:森高龍二)