高市早苗総務大臣は24日の記者会見で、安倍晋三総理が議長を務める「全世代型社会保障検討会議」がスタートしたことへの受け止め、総務大臣として議論してほしいことを聞かれ「会議でも申し上げたが、クラウド上の教材を活用したキャリア教育やテレワークも含め、シニア世代の働き手の方々に多様な選択肢を提供することが大切だと思っている」と語った。
また「誰もが安心できる社会保障制度の改革を進めることが重要」とし「持続可能な社会保障制度の構築にあたり、医療や福祉の分野において5G,IOT、ALといった技術の活用をしっかり進めていくことが有効だと思っている」と述べた。
そのうえで「社会保障は医療、介護をはじめ多くのサービスが地方自治体によって国民に提供されているので、大きな役割を地方自治体は果たすことになる。ただ、それぞれの自治体で見ると高齢者の方々が真に求めるサービスに格差が生じているのも現実と考えられるので、国と地方が一体となって取り組みを進めることが必要。地方の協力をしっかり得ながら、この会議が実りあるものになるよう取り組んでいきたい」と述べた。(編集担当:森高龍二)