「桜」重複招待回避へ名簿5年は保存を 石破氏

2019年11月19日 06:01

 自民党の石破茂元幹事長は公費で総理が主催する「桜を見る会」の招待者名簿の保存について「同じ人が何年も続けて招待されるのも不公平だから、重複を避けるためにも5年ぐらいは保存すべき」と催事終了後すぐさま廃棄した、とする対応を改めるべきとブログで発信した。桜を見る会が「総理主催の公的行事」である以上、公平適正な運用が必要との指摘とみられる。

 石破元幹事長は費用や規模についても「費用増が『テロ対策費用や混雑緩和のため』というのなら、その内訳を示すべき」と政府に説明責任があると説明を求めた。あわせて「来年は中止だからそれでよい、というわけでなく、課題について適切な解を得なければなりません。公的行事を中止する以上、国民が納得できる説明があるべきことも当然」と本質的な問いかけを行っている。

 石破元幹事長は「1952年から続く桜を見る会は天皇・皇后両陛下が主催される園遊会には人数制限や厳しい基準などにより招かれないが、各界で功労のあった方を総理が招待する、との趣旨の公的な行事」と桜を見る会の趣旨を踏まえ「招待する基準もそれなりに客観性のある明確なものであるべき」と提起「基準を設けるよう」求めている。(編集担当:森高龍二)