安倍晋三総理とともに訪米することになっている岸田文雄外務大臣は19日、記者団から意気込みを聞かれ「日米首脳間で率直な意見交換を行い、日米同盟強化の方向性について、しっかり確認させて頂く」と同盟強化にむけた実効をあげていきたい考えを強調した。
また、岸田外相は「日米同盟復活を内外にしっかり示す機会にしたい」との考えを強調した。
そのうえで、日米首脳会談の議題については「今の段階で予断をすることはできないが、首脳間で率直な意見交換を行うことは大変重要で、しっかりとした意見交換が行われることを期待したい」と安全保障を軸に、経済を含めた幅広い意見交換に期待を寄せた。
また、小野寺五典防衛大臣は19日の記者会見で日米同盟の強化について「防衛分野だけでなく、様々な分野で議論を深めることが強化になる」との認識を示したうえで「日本の周辺を含めた東アジアの状況についての一般的議論がされると思う。またその中で北朝鮮の脅威の問題についても様々意見交換がされると思う」とした。
このほか、岸田外務大臣は森喜朗元総理が総理の親書を携え、総理特使として20日からロシアを訪問し、21日にプーチン大統領と会談が予定されていることについても触れ、「是非、この会談が今年予定される日露首脳会談につながるものになるよう期待している」と述べた。(編集担当:森高龍二)